老いる家 崩れる街 住宅過剰社会の末路 (講談社現代新書) by 野澤 千絵 e book
老いる家 崩れる街 住宅過剰社会の末路 (講談社現代新書) (日本語) 新書 – 2016/11/16
社会学, 講談社現代新書, 社会一般関連書籍, 社会学概論, 野澤 千絵
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老いる家 崩れる街 住宅過剰社会の末路 (講談社現代新書) (日本語) 新書 – 2016/11/16 - 私たちは、「人口減少社会」なのに「住宅過剰社会」という不思議な国に住んでいます。右肩上がりに空き家は増え続け、15年後には3戸に1戸が空き家になってしまうにもかかわらず、都市部では相変わらず超高層マンションが林立し、郊外では無秩序に戸建て住宅地の開発が続いています。住宅過剰社会は住みにくい「まち」の原因です。あなたは最近、自分の「まち」が住みにくいと感じることはないでしょうか? 私たちは、「人口減少社会」なのに「住宅過剰社会」という不思議な国に住んでいます。 住宅過剰社会とは、世帯数を大幅に超えた住宅がすでにあり、空き家が右肩上がりに増えているにもかかわらず、将来世代への深刻な影響を見過ごし、居住地を焼畑的に広げながら、住宅を大量につくり続ける社会のことです。 空き家が右肩上がりに増え続け、15年後には3戸に1戸が空き家になってしまうにもかかわらず、都市部では相変わらず超高層マンションが林立し、郊外では無秩序に戸建て住宅地の開発が続いています。 多くつくられ過ぎた分譲マンションは、入居者が減ってしまうと、管理が杜撰になってゆき、スラム化などの治安の悪化を呼びかねません。戸建ての空き家もまた害虫などが住みつき、周りの住環境を悪化させてしまうでしょう。 かたや、住宅地が無秩序に広がると、それだけ新しい水道などのインフラや公共施設が必要になり、そのために多額の税金が費やされます。 このままでは私たちが「まち」に支払う税金の負担がかさむ一方で、住環境は悪化の一途をたどるという末路が待ちうけるのです。 最近、自分の「まち」が住みにくいと感じることはないでしょうか? 住みにくいと感じるとしたら、それは実は、住宅過剰社会が生み出しているのかもしれません。【本書の内容】第1章 人口減少社会でも止まらぬ住宅の建築 1.つくり続けられる超高層マンションの悲哀2.郊外に新築住宅がつくり続けられるまち3.賃貸アパートのつくりすぎで空き部屋急増のまち第2章 「老いる」住宅と住環境1.住宅は「使い捨て」できるのか?2.空き家予備軍の老いた住宅3.分譲マンションの終末期問題4.住環境も老いている~公共施設・インフラの老朽化問題第3章 住宅の立地を誘導できない都市計画・住宅政策1.活断層の上でも住宅の新築を「禁止」できない日本2.住宅のバラ建ちが止まらない3.都市計画の規制緩和合戦による人口の奪い合い4.住宅の立地は問わない住宅政策5.住宅過剰社会とコンパクトシティ第4章 住宅過剰社会から脱却するための7つの方策
de 野澤 千絵
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